amt 1/25 1932 Ford Vicky 製作記 #3
Custom & Hot Rodの王道、Chop Topを行いました。奥深い世界です。
屋根の高さを詰め、前面投影面積を小さくして最高速度を上げるのに有効とされた手法で、カスタムはチョップに始まりチョップに終わるという格言が在るとか無いとか(笑)
今回のカスタムでは過激なチョップはしない「マイルド」路線で。2インチ相当チョップすることにします。
実際の2インチというと、「約5センチ」。
たったの5センチと思うかもしれないけど、これが、思いのほかガラリと車の雰囲気は変わちゃうから面白い。
ということで、5インチを1/25に換算。幅2ミリに切り出したマステをキットのピラーに貼り、このマステをガイドとして職人かたぎで切り取る。
何回切っても、この切る瞬間は緊張しますね~”(-“”-)”
自分の場合はかなり「えぃ!」っとアバウトに切っちゃって、あとで後悔することが多いので、そうならないよう、切るときは出来るだけ断面が平行になるように。
そして、底面と水平に切るようにノコを引くのが大事だと。<ワカッテイルケド マガッチャウ ”(-“”-)”
切ったら、さっそく仮組してみる。ってルーフを載っけただけだけどね。
おぉ~、かっちょイイぃ~ !(^^)!
しかし、Aピラーのドアラインを合わせると、たった2ミリ詰めただけなのにBピラーにズレが生じ、Cピラーでも若干の段差がついちゃいました。
32年型は、サイドウイィンドウが立っているので、幅に関しては問題は無し。
だけど、31年(A型)からフロントウィンドウが若干寝ているため、台形の原理により、高さを中間で詰めると、ルーフの長さの方が短くなってしまい、どうしても段差が生じちゃう。
暫し、どこで辻褄を合わせるか・・・ここを考えるのが一番楽しい場面かも(笑)。
実車の世界では、Cピラーの角度を寝かせてラインを合わせたり、Aピラーを寝かせたりと色々な手法が存在している。
フロントウィンドウ、Cピラーの角度は変更しないで、そのままルーフの長さを若干伸ばしてドロップさせることにし、まずは、フロントセクションとリアセクションに切り分け、若干ずらして再接着することにした。
この方法の要は「切り分ける部分を並行~同じ幅に切る」ということ。
最初そこに気づかず、チョットお手付きした跡が写真にあるけど、経験が大事ということで見なかったフリしてください。
で、切り取ったぁ~ ^^) _旦~~
切り取った真ん中の部分。ここを平行に切りとることで、分割したフロント側とリア側をスライドさせて再接着し、長さの辻褄を合わす・・という作戦。
色々仮組をしてみて、今回はリア側から再接着していくのが良いと判断。
ところが、リアのラインを揃えると、Bピラーのドアラインにほんの僅かだけどズレが生じることが分かったので、結局写真の位置で更に分割。
そして、フロントセクションを接着。
接着はシアノン点付けで。ずれが生じないように気を付けて。
これで、Aピラーのドアラインと、Bピラーのドアラインもまっすぐになりました。
(レインガーターのところを見ると若干ずれてるなぁ(;^ω^) 後で修正っと)
ただ、予想とおり、リアルーフからリアウィンドウにかけてのラインに矛盾が生じているので、ここは今後シアノンで形状を整えていかないと、デス。
この段階で、変な歪みが出ていないか、フェンダー部分と合体して全体を確認。
最初の記事(#1)に乗せたデュースファクトリーのVickyよりも落ちていないような感じかな。
たった2ミリでも随分スマートな印象になったので、もう少し落としても良かったかも。
この辺の匙加減がカスタムの神髄なんだなぁ~。
一番楽しいリスタイリングはこれで目途がついちゃった。
この後は延々と辛い表面処理が続くので暫し更新は無いかも ”(-“”-)”(実はここで既に完成した満足感を味わってる)
つづく
叱咤激励・四方山話等々 お待ちしています