LS / ARII / マイクロエース 1/24 1970 BENZ C111 製作記 #2
セクショニングで薄くする
「鉄は熱いうちに打て」ではないけれど・・早速気になる部分から手を付けはじめました。
ボディの厚みについて・・寸法的に合っているのかズレているのか判らないけど、自分の感性ではもう少し薄い方がコンセプトカーらしく恰好いいと思うんです。
と思ったが吉日。堂々巡りに悩み始める前に切っちゃおう(笑)
幅3ミリに切り出したマスキングシートをガイドに職人かたぎで一気に切り落としました。
更に、このキットのボディは上下別々の「モナカ形式」。
このままではボディ整形が上手くいかないのと、モーターライズの名残りのシャーシは使えそうにないので、サイドシル部分を切り取って、ボディ上部に接着することにしました。
ボディサイドの高さを詰めたのに合わせ、フロントエプロンも詰めないとバランスが悪いので、ほんの1mm位切り飛ばしてノーズ部分に接着しました。
F40のルーフを移植する
このキットの肝・・フロントウィンド。ここの処理が一番ハードル高い。
なので、ここを別キットから移植してしまいます(笑)
本当は、木型を削り出して、ウインドフレーム共々シボルのが一番であることは重々承知していますけど、生憎、そんな技術は持ち合わせていないので、ここは素直にタミヤ様謹製キットから部品どりしちゃいます。
ドナーは、随分前に未塗装組み立て済みジャンクで入手した「F40」。
タミヤからの再販が望めない今となっては「もったいない」という意識もほんのり在りましたが、元々ジャンクのおまけで我が家にやってきたキットなので、潔く成仏してもらうことにしました。
F40のタイヤとか使えないかなぁ~と思って、ボディを載せてみた(笑)
やっぱり、ちょっと無理がありますなぁ(笑)
タイヤとホイールどうしよう? 悩み中 (‘;’)
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閑話休題・・・・
基本的にウインドガラスの大きさや角度が違うので、何処で辻褄を合わせたら良いのか、全くの未知数。
そこで、最大限有効となるであろう部分に見当をつけて、ルーフ最後端とフロントボンネットNASAダクト手前でバッサリ切り出しました。
ピラーが細いので、折らないよう十分気を付けて。
タミヤ様謹製なので、フロントウインドガラスの合いは良い・・はず(笑)
そして、次にC111の方も、同じように大体の大きさで切り取ってしまいます。
当初は、Aピラーの位置を同じにして切り出してみたんですが、F40のルーフを載せてみると非常に窮屈(笑)
そこでフロントウインドガラスの前端の位置を合わせるように、もう一度切り足すことにしました。
水平・平行に十分注意して、豪快に接着します。
ルーフの幅がC111より相当狭いので、リアガラスの見切り線を基準にセンターを出し、フロントは多少隙間が空いても気にしないでシアノンで強制接着。
・・形になるのかなぁ(これ本心)
Aピラーの位置がかなり前に移動したのと、Aピラー付け根が内側に入り込むとともにルーフも狭いので、ウェストラインの造形とルーフからリアエンドに伸びるラインの造形が出来なければ「これ以上無駄な努力は辞めて、次のキットに行こう」と正直思いましたわ(笑)
上の写真の状態から、ぼりぼりと100番手のヤスリと金属平ヤスリを駆使して、なんとかフロントフードの整形が終わった図です。
ここまで削ってみて、Bピラーの曲面と、どう折り合いを付けていくのかも新たな課題として浮上(-_-;)
うーん・・・先は長いなぁ。
と思ったんだけど、作り始めてまだ1週間も経ってない。これは驚異的なスピードで形になってるじゃん、と思い直し(*´з`)
ひょっとすると「〆切」が在る生活(仕事)をずっとしてきてるから、〆切というものに馴染んでいるのかも。
ルーフの丸みをかなり削ってみて、ルーフは横方向に少しだけ延長していく方針が見えてきた。
もう一度F40のタイヤを合わせてみたら、まるで四駆(笑)
これはイケマセンねぇ~。
まだタイヤとホイールが決まっていません<ドウシヨウ。
そして、やっぱり折っちゃいました・・左Aピラーの付け根。
ピラーが折れちゃった時、流し込み接着剤とかで接着しても、後で剥がれてしまうことが多いので、写真のように金属線を埋め込んで、エポキシ系接着剤で補強するようにしています。
金属線を埋め込む前に彫刻刀で溝を掘ってあげると良いんですけど、別の部分を折らないよう十分気を付けてやりましょう。
ウエストラインはプラ板を足して嵩上げして整形し、Aピラーからルーフにかけては、コンマ3の薄いプラ板で下地を作り、シアノンで整形する方法を採りました。
作業に没頭していて、途中写真を撮り忘れました。
ここがなんとかなりそうになったので、このまま進めることにします👍
つづく
叱咤激励・四方山話等々 お待ちしています