基本形を弄る(2)

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LS / ARII / マイクロエース 1/24 1970 BENZ C111 製作記 #3

ドア部分を嵩上げして元に戻る(笑)

「何事もほどほどに」とはよく言ったもので、詰めすぎたボディの厚みの調整をすることにしました。
前回、サイドシル(ドア下アンダーボディ部分)を薄くしすぎたような気が段々してきたので、ドア部分の嵩上げをしてバランスを調整することに。
写真のマステの上端ラインで切断し、コンマ12のプラ板を噛ましてドア部分の嵩を稼ぐ方法です。

切断した後、切断面を整形してプラ板を挟んで再接着します。

裏打ちまで終わった段階の写真です

上下の位置決めをするとき、切断面の内側にだけタミヤの白い蓋の接着剤を使用し、ボディ表面側にはプラ用接着剤が付着しないよう注意します。
これは、プラ用接着剤を使用すると、どうしても「ヒケ」が出てきてしまう可能性が高いのを防止する目的です。

また、将来的にガシガシ削り込んでいくことが必要なボディ表面部分なので、しっかりとプラ用接着剤で溶着裏打ちし、更にシアノンで補強しておきます。
接着剤が乾燥したら、あとはひたすら120~240番位の粗いペーパー(神ヤス)で表面のラインを削り出していきました。

一番の難関、ピラー処理を行う

前回、F40のAピラーからルーフにかけて移植し、ルーフからリアエンドへ繋ぐラインの造形をしましたが、どうも辻褄が合わないので、再度調整します。

前回プラ板をベースに作り上げたピラーの内側ラインを基準に、全体的に外に張り出させて幅広くする加工を行います。

方法は、ピラー内側にマステを貼り込み下側のラインを保持し、そこに瞬接効果促進剤をシュっと吹き付け、シアノンをポタっと垂らして盛り付けていく作業。
「これはウカイ編集長から教えてもらいました。」

ただ、この方法は厚く盛るときは効果的なんだけど、どうも内部に気泡が出来てしまう事があるようです。
なので、将来的にスジボリをしなくてはならないような場所では、少しずつ薄く盛っていくのを繰り返した方が良いのかも知れません。
実は、この後ドアラインのスジ彫りをするとき、この気泡に結構悩まされたんです💦

次なる問題は、Bピラー上部にある湾曲した丸み。

うーん、ここはどうやっても辻褄が合わないよなぁ、と思ってネットで画像を漁っていたところ、実車のC111のBピラーは思いのほか真っすぐであることを発見!

写真は、ネットで唯一見つけた、キットとほぼ同じ意匠フロントの実車写真。テールゲートがアイローネの初期型だけど・・Bピラーはほぼ真っすぐです。

そこで、大胆にBピラー全体を切り取ってしまい、プラ板で新規に起こす方法を採りました

整形のしやすさを考慮して、コンマ5のプラ板を使用。
実在したとしたら、サイドウィンドウはとんでもない三次曲面になってしまいそうですけど、まぁ実在しない妄想モデリングなので、その辺は深く考えないことにして(笑)

この後、基準となるプラ板のラインまで、Bピラーから後ろのリアカウル部分を削ってラインを整えました。
キットのボディ厚みがあって、ガシガシ削っても穴が開くことも無く、そういった意味では、とても懐の深いキットではあります(^^♪

今回は自分では珍しくボディ右側から作業を行いました。
写真でも判るほど粗目のペーパーでラインを出すようにしていますが・・・果たして表面処理が出来るのかどうか。
ここまで形になると、もう脳内完成間近なので放置民にならぬよう、ここからは自分との闘いです。

つづく

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