LS / ARII / マイクロエース 1/24 1970 BENZ C111 製作記 #7
サフェを入れては研ぐを繰り返す
前回、ようやく下地処理に目途がついて、一回目のサフェを吹くところまでいきました。
サフェが乾いたら、600番くらいから、研ぎ出しを始めました。 研ぎ出し1回目が終わった時の写真です。
いやぁ、まだまだ先は永い・・・
ある程度出来ていたと思っていましたが、実際に当て板を当てて研ぎだしてみると、あちこちが「うねうね」状態。
また、タミヤのF40の「赤いボディ」を一部流用したので、塗装後の染み上がりが心配です。
自分は、そのような時は、サフェ1000番10に対し、アクセルSのシルバーと白をそれぞれ3とした量を足したものを吹くようにしています。
特に根拠とかは無いですが、経験上、こうしておくと赤いモールド色の染み上がりがある程度は防げています。
また、サフェだけに比べ、通常の塗料分が入ることから、艶も若干上がるので、ラインの確認等も容易にできるようになり、自分としては一石二鳥的に気に入っています。
ところが・・・ここにきて左ドアの膨らみ方が左右で違うことが発覚💦
もうサフェを吹いた後でしたが、致し方無いので、サフェの上からシアノンを薄く盛って積層するようにしていきました。
原因としては、左右の形状出しを別々の日におこなったためだと思われます。
出来れば、左右同時に形状出しの粗削りを行えば、その日の見え方によって形状が違ってしまうというリスクは避けられたのではないか?と。まぁこの歳になっても、一つ一つ勉強です(笑)
さ・・更に、右のAピラーの張り出し方が違うのも発覚(;’∀’) < しっかりしろヨ
これまで何回か説明してきた、マステで壁をつくるというのは、こういう形のことです(ようやく写真が撮れました💦)
シアノンがある程度硬化したら、早めにマステを取り除くのがお勧めです。
自分の使っているマステでは、接着面のノリがシアノン側に移ってしまい、ちょっとベトついてしまいます。まぁチョットこすってあげれば取れるので大事には至りませんけど、放っておくとマステが取れなくなります。
そんなこんだで、もう時間的にも限られてきたので、細かな部品もスクラッチし始めました。
フロントグリルの自作
リトラクタブルライトの幅と同じ幅でフロントグリル(っていうのかなぁ)があります。
実車では、非常に粗い縦の桟が入っていますが、粗いとその奥がよく見えてしまうし、グリルの中(実車ではおそらくラジエターかな)は作っていませんので、目の細かいグリルにすることにしました。
桟となる出っ張った部分として、コンマ3のプラ板を5ミリ×10ミリ。奥に引っ込んだぶぶんとして1ミリのプラ板を3ミリ×10ミリで切り出し、相互に組んでいってグリルをスクラッチしていきます。
まっすぐ接着しているつもりなんだけど・・なんか曲がっちゃいます。
こうして、ボディに開けられてたグリルの横幅に合うまで積層していきました。単純な作業ですね。
そして、横幅があったら、高さが合うまで、積層したパーツの上下を削っていきました。
出っ張った桟の部分の両端に少し丸みをつけました。
ちょっとした事ですが、こういう所に手を入れているかどうかで仕上がりも違ってくるのではないかと考えています。
塗装後、接着できるよう糊代を付けたり、隙間から奥が見えないように壁を付けたりと細かい調整をこの段階で行っておきました。
本塗装前、最後の微調整
左ドア部分の膨らみ不足の調整を何回か行いました。
ボンネット上左側中央部分にある白い点・・これに最後まで悩まされました。
自分は天気が悪かろうがお構いなしに吹いてしまい、速攻で乾燥機に入れるのですが、乾燥機から出した時、ここだけ「ぷく」っと膨らんでしまっていたのです。
最初はあまり気にしなかったのですが、何度も同じ現象が現れるので・・”もしや”と思い、ここに針を刺してみました。
案の定、スポっと針が入り、この白い斑点の下には空洞(いわゆる「ス」というもの」があることが判ったのです。
この空洞の部分の空気が乾燥機によって加熱され温められることによって膨張し、ぷくっと膨らむのではないか、と考えました。
もちろん、この後にその部分にシアノンを充填し、スを埋めておきました。
そして、今の今までどうしようか悩んでいた、サイドウィンドウ上部後端部分の形状。
ここに丸みを付けるか?付けないでこのままいくか?・・さんざん悩みました(笑)
結局、丸みをつけることにして、プラ板を当ててから、周りに傷をつけないように気を付けながら角に丸みを付けました。
この後、サフェを入れる直前まで、サイドウィンドウ内側にウェザーストリップ風のモールドを足し、いよいよ下地の白を入れました。
写真は普通に撮ったら白飛びしてしまったので明度を押さえてあります。
さあ、いよいよ本塗装です👍
つづく(笑)
叱咤激励・四方山話等々 お待ちしています