為せば成る

amt 1/25 1949 Ford Coupe 製作記 #3

ボディの歪みが酷く、ストレート組を断念した1991年もののシューボックス。
このまま、放おっておいても歪みが治るわけも無く、かと云って改造ベースとするにも、こんだけボディが歪んでいたら、どこかで破綻するのは目に見えていたので、ずぅっと何処で切ろうか考えていた(笑)

散々考えた末で、写真のマステの位置で一旦切ってみて、ボンネット周辺がどの程度歪んでいるのか？フロントウィンドウはどうなのか？を確認してみることにした。
どうせダメダメなキットなので、切って元に戻らなくても「ダメ元」だからね。

ということで切ってみた。

この瞬間、「あぁ〜、もう元に戻らないナ」と半分は諦めたのは・・・FBご覧の方なら御存知のはず(/･ω･)/
フェンダーやボディの余計な部分を除いてみると・・・いやぁ、こんなに歪んでいるとは、チョット想定外だった。

完全にエンジンルームが左向いちゃってる(笑)。
その割に、フロントウィンドウはあんまり歪んでいない感じかな。

そこで、左側の開口部を紙で型取って・・・・

右側にひっくり返してみたら・・・

ご覧のとおり。完全に歪んでるのが実証された。

そこで、ファイヤーウォールの付け根部分に切り込みを入れて、エンジンルーム全体を右方向に押しやってみた。

右のファイヤーウォールとフェンダーハウスとの接点にプラ板が挟まっているのが見えるかなぁ？

最初はエンジンルーム全体を切り取ってしまって、角度を変えて再接着しようと考えたんだけど、それだとボンネット先端部分の合わせが非常に難しくなる・・と思い、なるべく楽な方法を考えてみた訳。

結果的には、まぁまぁ歪みは取れたんぢゃないかと思うけど、どうでしょう。

次はボディ部分。

このキットは、プラの素材が柔らかい感じ。
最初に切った時も、なんかプラに粘り気があって、とって不快な感じ。
でも、それを逆手に取って、何回かに分けて、ボデイ側面をなるべく真っ直ぐに指でしごいて修正してみた。
途中、暑いお湯にも入れてみたりしてネ(笑)

ボディ側面を真っ直ぐにしてみたら、当初ボディ右側が丸く膨らんでいると感じたことを証明するかのように、右側が若干長かった。
ここは、コンマ３の厚みのノコギリで切り詰め再接着。
もうチョット詰めたほうが良ければ最終的に調整することとして、 ボディを接着してみた。

この写真の段階では、ボディ右側面の歪みがまだあって、全体的に左側に寄っているかなぁ。
一応左右均等にしてみたんだけどね。
それと、フロントフェンダーももう少し内側に付いていた方が自然かな〜と思い、もう一度必要な部分に切り込みを入れて、概ね形になった。

トランク部分の隙間分広げたということになる。
こんだけ広げても、実はまだお尻つぼみなんだけど、コンマ数ミリの世界の話なので、あとは表面処理でなんとかなると判断。

シアノン大活躍で、隙間を埋め、とりあえずボディの基本形状変更作業は終了。

この時点で、キットの状態とは雲泥の差があるほど格好良くなっている。
これなら塗装まで行けそう。
諦め捨てないで良かったわぁ〜、「為せば成る」もんだね。

次に俯瞰写真を・・・

前回の記事（2019/9/9）の写真と比べて貰えれば一目瞭然。でも、何台も作りたいシューボックス、全部この作業をやらないと・・・と思うと頭が痛いので、後先は考えないことにしよう＜ポジティブ発言(笑）