LS / ARII / マイクロエース 1/24 ’72 ヨンメリ 製作記 #2
ボディの基本形は前回で大体決まったので、ケンメリの特徴であるサーフィンラインの修正を行うとともに、完成度を左右する窓枠の工作を行いました。
タイヤで悩む
車をカスタムするとき、一番悩むのがタイヤの選択です。 ここを決めると、おのずとカスタムの方向性も決まってきます。
色々検討した結果、リアタイヤは往年のオオタキ製ホットロッド系キットに入っていたBFグッドリッチ。
フロントは、大きさやハイト等から、フジミの軽自動車に入っていたピレリを選び出しました。
ただ、後輪は15インチ。前輪は13インチと前後異径なのが気になって・・・
メーカー不詳の超ワイドスリックタイヤにしてみようかなぁ~と当ててみたり。
(フロントのホイールは、雰囲気だすためにタミヤ130Zの純正ホイールをはめてみたりして・・)
見比べてみて・・、タイヤの大きさや幅から、当初の選択とおりで行くことに決定!
ということで・・今回のカスタムスタイルは
国産ベースでも出来るのか(笑)
ヨンメリ Hight Boy
となりました👍
因みに、ショウネームは「フランケン ヨンメリ」としまーす!
プレスライン&窓枠の整形
元は4ドアセダンなので、当然ドアサッシが存在します。
前回の記事のとおり、セクショニング&キャビンの前後長を詰めたことでルーフまでの高さが変わってしまい、とっさにCピラーの付け根を切り込んで辻褄を合わせてしまったので、ドアサッシ部分のモールドは「とっても残念な状態」になってしまいました。
しかも・・ルーフ部分の接合も若干ずれてて・・どうしよう。
更に、ちょっと力を入れてライン出ししようとしたら「パキ」っと割れてしまいました。
まぁ、イモ付けなので変な方向に力が加われば、剥がれちゃいますよね~(割らないよう慎重に作業しなくちゃ・・)
因みに、サイドのプレスラインですが、セクショニングする時に、このラインに対する考慮が足りず、ボディ全体に対して前上がりのラインとなってしまったので、約3㎜ほど前下がりになるようにラインを作り直しています。
(一番上の写真が整形前です)
ところで、実車ってどうなってるんだろう?と思い、「ヨンメリ レストア」でググってみました。
ボディの基本形状を知るときは、レストア中の写真が非常に参考になります。
実車の形状を確認したところ、キットとは随分違うことが判明。
とは云え、金型の抜きの関係で再現できない部分があるのは致し方ないので、形状を自分なりに解釈して、どこを削るか決めてシアノンで不要なスジボリを埋めて、削り出します。
今回は、まずドアサッシと思われるモールド部分を削り取り、ルーフからドアへと折れ込んでいる部分を再現すべく、マステでラインの見当を付けて、削り込みました。
併せて、セクショニングで接着した部分の整形上、峰が曖昧になってしまった部分の峰も再現しておきます。
特徴的なサーフィンラインは、もう少し強調して表現しようかな~とも考えてます。
Cピラーからルーフに繋がるラインは、どうしても左右均一にはなりませんでした。
まぁ、左右同時に見て比較することは出来ないので、ある程度整形したところで着地点を探ります。
もう少し、リアフェンダーアーチの前後長を詰めてもいいかも。
緑色のブロックは、プロモデラー御推薦「ホルツ サンディングブロック」です
概ね満足いく”ラインが出たような気”になってます(笑)
フロントフェンダーの造形が手付かずですけど、ここはエンジンやら内装やらとの兼ね合いがあるので、そちらが済んでから位置決めを含めて詰めていこうと考えてます。
なんか、とっても恰好悪いスタイルなのは百も承知なんですけど、ラインが出てくると段々「これはコレでなかなかイイじゃん」となってくるのは、自分でも笑えます👍
日本中で何人の方が、このスタイルに共鳴して頂けるか、全く未知数ですけど、せっかくの機会なので、 #カスタムカーモデリング を沢山の人に楽しんでもらえたら、模型がもっともっと楽しくなるんぢゃないかなぁと。
サーフィンラインの終点もなんとなく整形してみましたが、ここは変更する可能性あります。
こうしてみると、やはりアメリカンカスタムスタイルにBFグッドリッチは欠かせませんネ。
自分で3Dプリント出来れば、様々なサイズのタイヤが手に入るのでしょうが・・
なかなか難しいデス(-_-;)
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次は、シャシーの丁稚アップを予定しています。
つづく
叱咤激励・四方山話等々 お待ちしています