アオシマ(Aoshima) 1/24 ’75 C130 ローレル 製作記 #3
フロントガラスがぴったりボディと合っていると完成度がググっと上がる感じがしてます。
そこで、今回は美徳流ロントガラスのなんちゃってフィッティグ方法を紹介します。
フィッティングにはシアノンDW
今回のローレルは約2ミリ車幅をつめています。
当然、フロントガラスの曲率が若干合わなくなりそうだということは予測出来たので、前回と同じ轍を踏まないように、早い段階でフロントガラスのフィッティングを行うことにしました。
まずは、フロントガラス部分だけを切り取り、作業中に傷がつかないよう、マスキングテープで表裏とも保護します。
やはり、ほんの少しではありますが、フロントガラスとAピラーの合わせに隙間が生じてしまいました。
窓ガラスとのすり合わせ・・というのは基本的に出来ないので、フィッティングにはいつもの「シアノンDW」を使用します。
地元で独身時代からお世話になっている「N岸師匠」と夜な夜なファミレスに集まって模型談議をしていた時にシアノンDWを教えて頂きました。新しいマテリアルは一度試して自分で評価するのが大切だと思っているので、早速通販サイトを探して購入。
プラとの親和性に優れていることや、硬化直後は彫刻刀でも削り取ることが出来る性質が気に入って、以後ずっと使い続け、最近では「No シアノン、No モデリング」と云っても過言ではない程、多用してます。
私は、シアノンの製造会社と一切の関係はありません。もし気になったら一度お試ししてみてはどうでしょう。
少し値段は高いですが、加工時間がメチャメチャ短くなり製作スピードが上がります。
20グラムの方で十分です。硬化促進剤も併用しています。
セロテープの使用が肝
シアノンDWを色々試してみたところ、セロテープには接着しないという事に気づきました。
そこで、フロントガラスの表面にセロテープを貼り込んでいきます。
では、ここからは一気に進めます。
- セロテープで保護したら、ボディにあてがって、裏からマスキングテープでガッチリ固定。
- この時点で、ガラスパーツに向かって硬化促進剤を吹くのは一瞬躊躇しますが、「まぁセロテープで保護しているから大丈夫だろう」という根拠のない持論をもってシュッ!シュッ!っと硬化剤をピラー周辺に吹く。
- 【重要】硬化剤を吹いた直後に、シアノンのノズルを近づけると、硬化剤の成分を吸ってしまってノズルから硬化が始まるという最悪な状態になるので要注意。
- 適当な場所にシアノンを取り出し、爪楊枝を使ってピラー(ガラスモール)とガラスパーツとの隙間を埋めるようにシアノンを押し込む。
- これを何回か繰り返すと、ガラスパーツとガラスモールとの隙間は限りなくゼロに近づくはず。
- シアノンが有る程度硬化した時点で、慎重に・・ピラーを折らないように、ガラスを外す。
はい、外れました👍
理論的には、ガラスパーツと硬化したシアノンDWとの間隔はコンマ1ミリも無いはずです。
硬化直後の柔らかい時に大まかに整形しておき、一日位おいて完全硬化した後に、慎重にガラスモールの部分を整形しました。
モールの整形は、だいたいこんな感じです。
この後、時間に余裕があって集中出来る時に、ガラスモールを追加していきます。
今回のガラスフィッティングの手法は、ボンネットのチリ合わせ等、色々な場面で使用できます。
プラスチックとの親和性の高いシアノンであれば出来る手法だと思うので、ほんと、シアノン様々です(笑)。
つづく
叱咤激励・四方山話等々 お待ちしています