キャブを3ミリ延長・・・意外と大変

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Monogram(Revell)1/24 Beer Wagon 製作記 #2

キャブを後方に3ミリ延長するだけにして、作業し始めたものの、色々な部分に影響が出て、思いのほか大変な作業になりました。

簡単に考えて、3ミリ延長

前回の作業で、シート前端部分を切り飛ばしてフロアを広げる作業をしたので、その切り飛ばした分の約3ミリを後方に延長することにして、チャチャっと3ミリ幅に切り出したプラ板を突き合わせて接着。

キャブの後ろ側を3ミリ延長

接着は、基本的にプラ用は使いません。

こういう面と面を繋げる部分を溶剤系の接着剤を使用すると、後々必ずと云っていいほど「ヒケ」て泣きを見てきました(笑)

更に、厚みを何処で処理するのかを考え、今回は室内側を面一(ツライチ)にし、ボディ表面側に出っ張った部分を削って面出しをすることにしました。
ですので、いつもの「シアノンDW」で表面(ボディ側)を接着します。

実は、こういう「イモ付け」的な接着ってかなり強度が無く、ゴシゴシ削ると突然「パリ」っと割れちゃう事もあります。
なので、今回は表面の接着が済んだ段階で、室内側にはリモネン系の接着剤を隙間に流し込み、強度を持たせることにしておきました。

リモネン系の接着剤は、すぐにはくっつかないけど、一旦接着するとかなり強い接着力を発揮するので、こういう場面では重宝します。

更に、リアウィンドウのバルケンクロイツは好きぢゃないので、ここは普通に四角い窓にすることにして、鉛筆で下書きをし、コーナーをドリルで穴を開けてから、窓部分を切り抜きました。

リアウインドウも普通の形に変更

こういう左右対称にしなければならないところは、気を集中しないと出来なくなっちゃいましたね~。歳のせいかなぁ(-_-;)

そして、ボディ表面の面出しを行いました。

ボディ表面の工作です

ボディ表面の凸モールドごと、一気に削り取ります。
基本的に好きじゃないんです、こういうモールド(笑)

面出しをするとき。特に今回のように平面基調の面を整える時は、粗いヤスリで一気に面を出してやらないと、なかなか平滑な面が出ないように思います。
なので、こういう場面では、写真の金属ヤスリが大活躍♬

このヤスリ、何処で買ったのか忘れてしまいましたが、反対側は細目になっていて、切削力も強いので結構お気に入りです。
ただ、金属ヤスリを使う時は、斜めにヤスリを走らせないよう気をつけています。
ヤスリの目に沿うように斜めに走らせてしい、思いのほか深い切削痕が出来てしまって、あとで結構苦労しちゃう経験を何回もしているので、ご参考にされてください。

そして、キャブを仮組して様子を見てみます(こういう作業は、何回も行います)。

いちど、仮組してみる
なかなかイイんぢゃないかと一人ほくそ笑む・・怪しい💦

ここで全体の雰囲気を見てみて、Cキャブの「C」の部分がもう少し深いほうがバランス的に良いと判断。
早速片方を削ってみて様子をみます。

Cキャブの開口部分を少し変更

こういう時に写真のリューター用の「軸付きロールサンダー」が便利です。

アマゾンではぴったしのが見つからなかったので、色々検索して探し、各種番手を購入してみました(どこで買ったか覚えてなくて情けない💦)。

最初に左側面に大体のラインを鉛筆で描き、そこを先の軸付きロールサンダーで形状出しをしたら、左右を重ねて右側面にラインを写した後に削り込み、最終的に両側が大体同じようになるように仕上げました。

「C」のラインが削れたら、ふたつ上の画像で削り取ってしまった「フチ」を再現します。

開口日に削り取ってしまったフチを再現

方法は至って簡単で、コンマ3のプラ板を適度な幅で切り出し、ラインに沿って貼り付けていくだけです。

この時、室内側もほんの少し出っ張らせておくと、あとで表面処理する時が楽です。
そして、ボディ表面に出っ張っている部分を慎重に削り込み、違和感が無いように仕上げていきました。

慎重に作業を行っても、隙間が大なり小なり生じるので、そこは素直にパテのお世話になります。

ロックのグレージングパテを使用

過去作品では、黄色い99工房のソフト薄付パテを使ってきましたが、どうもアクセルSの溶剤に弱いようでパテ跡が出ることが判ったので、今は写真の「ロック:グレージングパテ」を使用しています。

どこぞのメーカーが出しているグリーンのラッカーパテに色は似てますねぇ~

爪楊枝等を使用して、隙間にパテを押し込むようにして入れ、乾燥したら滑らかな逆Rを描くようなフチに加工してみました。

パテが綺麗に入っているかどうかは、サフェを入れてみないと分からないので、部分的にサフェを吹き、細かい修正を加えます。
大体綺麗になったら、もう早く組み立てちゃいたいので、ルーフの位置関係等に注意しながら、早々にキャビンを組立てました。

キャビンの組み立て

ここの組み立ても、基本はシアノンDW一択です。
位置決めの時にタミヤセメント(白いキャップの奴)を微量使用しますが、極力ボディ表面に出ないよう点付けだけにし、位置が決まったらシアノンDWでガッチリ固定、という感じです。

細かい写真を撮り忘れましたが、リアウインドウの枠もコンマ3のプラ板を貼りこんで再現してあります。
奥に写っているモノグラムのパディワゴンを詰めて製作していた(絶賛放置民ちう)のを引っ張り出してきて、記念撮影をしてみました。

後ろから・・・

キャビンの後ろ姿

角の出ているボディ形状の場合、この角をシャキっとしてやらないと、なんかボケちゃうんですけど、あんまり尖がりすぎると、それはそれで色が乗らなかったり、実車感が薄くなったりするので、多少は角を丸めてあります。
また、車内側も押し出しピン跡を綺麗にし整形しました。

チェーンの加工は諦めました

当初、見える所だけでもチェーンを加工工作して見栄えを良くしようと考えていたんですけど、メッキを剥がしてよくよく見てみると・・・

足回りのチェーンを彫るのは辞めた。

なんか、モールドがあるのか無いのかもよく分からない程度なので、これは此処に時間をかけるのは辞めようという判断に至りました。
でも24スケールのチェーンが彫れて再現されていたら、それはそれで話題性があるようなぁ~、という思いが拭えずグタグタしてみましたが、やっぱり、ここは自分の力量以上の工作力が求められると判断し、次に進みます。

つづく

  当サイトで使用しているサーバー・WordPressテーマ「SWELL」と、ウィルス対策ソフトです。
  ブログをこれから始めよう~乗り換え予定の方まで、どれもお勧めです

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