Monogram 1/24 1957 Chevy Nomado 改 PickUp Gasser 製作記 #6
リアバンパー付近はなんとか目途がついてきたので、次の難関(笑)、フロント周りに手を付けます。
モノの57年は、ボンネット全体が低いため、全体に嵩を上げながら、ボンネットとのライン繋がりを出していくんですけど・・これまた強敵だわぁ~(-_-;)
まずは、ボンネットをちゃんと固定出来るように
今後の作業に備え、固定位置が曖昧なボンネットを固定するため、ピアノ線でピンを打つ。
チョット、ピンがボケちゃってますけど、黄色矢印が打った「ピン」。
勿論ボディ側に同径より少し大きめの穴をあけておいたので、ボンネットの位置決めはバッチリ(笑)
このあと、延々とフロントフェンダーの形状出しに難儀するとは夢にも思ってませんでしたわ。
フロントフェンダーラインの難しいこと(笑)
まずは、ボンネットの後端のところの高さが少し足りないので、マステで壁を作ってからシアノンDWを盛る作業から。
ここで、一旦ルーフを載せてみて、どんな感じになるのかを確認。
Aピラーは2mm落とした状態で、リアはそのままなので、ルーフ自体が少し前傾姿勢に。
う~ん、こんな感じで良いかなぁ~。ただ、このままだと、Aピラーの上半分が前傾してしまうのとルーフ自体の幅が足りないので、ここも切り刻むことになりそうデスww。
この時は、フロントフェンダーの峰部分は弄らなくても、なんとかラインは繋げられるんぢゃないか、と思っていたんですね~・・・
ところが、なかなか繋がらない。
そこで、嫌いな資料(実車写真)を見返してみると、フロントライトの谷部分は、ボンネット奥の角(写真で受け皿とし穴を開けた部分)に向けて滑らかに盛り上がっているのが判っちゃった。
そこで、フロントウインドシールドをマステでカバーして、再びエポパテの出番。
何回もやり直しましたけど、まだまだ先が見えない(笑)
特にボンネットとの境目付近が強度的に足りないのか、すぐ削れ落ちてしまうので、結局表面はシアノンDWで整えることにした。
まずは、ボディ側のラインをしっかり出してから、ボンネットのチリを合わせる順番。
ここでも、マステの壁作戦が大活躍。
出来るだけラインが左右対称となるように気を付けながら、角の部分はシャープに!これ大事デス。
フロント周りの小物も同時進行で
ボンネット付近の形状出しだけを延々とやっていると、いい加減飽きてくるので、小物も今のうちから整形の仲間に入れていくことにした。
まずは、バンパーの必要部分だけを切り取る。
そしてメッキ落とし。
グリルセンターのエンブレム(というのかどうかは分からないけど)は付けるかどうか分からないけど、一応メッキは落としてみた。
このエンブレム。綺麗に色が塗分けられたら綺麗だろうなぁと思い、型疲れなのかヨレヨレにめくれてしまった部分を綺麗に修正して、左右端のウインカー(かな?)の穴を開けておいた。
真ん中の細かいモールドがある部分を先に塗って、その後に全体をメッキ塗装してみようかなぁ~~
そして、現時点のフロント周りの状況。
シアノンが旧くなったせいか、硬化時の気泡が多いような気がする。
これが削って表面処理したら出現してくるので質が悪い。
サフェを吹いての表面処理は、出来るだけ少なくしたいので、目視できる気泡を一個一個潰していくのは、ホント大変(笑)。でもここが終わらないと、ボンネットのチリ合わせに進めないもんなぁ~
今回もおまけ:ハイパーカットソーと扇子(笑)
おなじみ、職人かたぎの「ハイパーカットソー 0.1mm」。
結構なお値段するので大事に使っているんだけど、ついつい・・気づくと刃こぼれがあったりして(-_-;)
で、買おうと思うと品切れとかで、間違って細かいメのSSというのを買っちゃたりして。なのでポチれるときには買うようにしてる。
シアノン同様、僕みたいな切った貼った大好き人間には必須の工具です(笑)
これは勿論工具ではないけど、尊敬している彫刻師が描いた龍の扇子【朧月(おぼろづき)】。
メッチャ運よく購入することが出来た。
この人、間違いなく将来人間国宝になると思うんだよね~。今後も、関東近県で作品が展示されるときは、出来るだけ行きたい!現物(原画)のみが持つ迫力は半端ないデスよね。
ホント、凄い彫刻師さんです!
でも、、勿体なくて使えない(笑)
つづく
叱咤激励・四方山話等々 お待ちしています