TAMIYA 1/24 Chop de SOARER Masterline 製作記 #5
前回の更新で書き忘れていたのがあったので、今回追記。
8月29~30日、長野県の美術館・新潟県の彫刻見学の旅行ツアー申込み済みなので、この二日間は当然作業なし(笑)。
もぉ~ぅ、マジで最終日の31日一日24時間しかないww
最終日、朝の7時過ぎに作業場入りしてから連続12時間。ぶっ続けで模型製作に没頭。
特にテールライトの塗り分けがメンドウでメッチャ時間が掛かったり、気に入らなかったインパネをリカバリしたりと遠回りはしたけど、人間やろうと思えば、意外と出来るもんだなぁ(笑)。
絶対不可能と思って旅行に出かけたのに、なんとか形になり、無事夏休みの宿題提出することが出来ました。
ボディのマスキング(前回分)
ボディにはサフェ吹いてから塗装してはいるけど、透過防止も兼ねて、ボディ裏側はセミグロスブラックで塗った。
マスキングは、結構いい加減。
この後に研ぎ出し、磨きを行うので、ちょこっとの吹きこぼれは気にしない気にしない(笑)
既に接着済みなのが、この写真で判るんだけど、ベットの荷台は、1mm厚のバルサ材。
表面にボールペンで筋をいれたものをゴム系接着剤で接着してから、黒を吹きました。
そして、この時までどうしようか悩んでいたバンパーのメッキ調塗装。
やっぱ、商用車なので・・・と初志貫徹、バンパー部分を残して、再びマスキング。
下地は、ワンショットペイントの黒。
これをアクセルSのラッカー系シンナーでちょっと薄め、テロテロになるまで吹いて乾燥機に突っ込み強制乾燥。
前回、エナメル系シンナーで希釈したら全く以て乾燥しないという失敗をしたので、同じ轍は踏まぬよう、今回はちゃんと乾燥した。
所謂、アルコール系メッキ調塗料は塗装後に触ると危険なので、今回は比較的塗膜の丈夫な「Mr.カラーのメッキシルバーNEXT」で塗装(肝心の塗装後の写真を撮り忘れました💦)。
ヘッドライトを丸目4灯に(前回分)
このキットの最大の難点、ヘッドライト。
なんか上下幅がありすぎるのと、当時のモーターライズの影響で、麦球入れてライトが光らせられるようになっている影響で、外側のリフレクターに大きく穴が開いてる。
ここをどうしようか、手を付け始めた時から考えていたんだけど、結局内側のリフレクターは活かし、外側部分だけ作り直すこととして、商用車らしい丸目4灯にすることとした。
考えている時は長いんだけど、手を動かし始めればなんとかなるもんです。
当初はグリルごと作り直す予定だったんだけど、もう時間が無いので、グリルはキットのまま。
リフレクターの部分がスラントしているので、地面に対してすいちょくになるように削り込み、バンパーとの隙間をプラ板で埋めて、ライトのベースはできあがり。
コンマ5のプラ板をベースに5.5位の丸穴を開け、コンマ25のエバーグリーン帯を丸めてリム部を再現。
外側ライトのリフレクターは、コンマ5のプラ板を炙って、適当なものに押しつけて丸くなった部分を切り出して表現。
時間があれば、ちゃんと治具を作って作業すべきだし、ライトリムもアルミから削り出したかったところだけど、今回は期限内の完成を優先させたので、これでヨシとした。
因みに、外側ライトはレンズ透明で、中は最新(笑)のプロジェクターライト風にさかつうの3mmレンズを使うことにしたので、リフレクター部分は普通に銀色で塗装しただけ。
グリルを仮組みしてみる。
ここの写真の外側レンズは、タミヤのエナメルクリアーで固定してあるんだけど、なぜか内側が曇っちゃう。
これ、なんで???
仕方無いので、デザインナイフをつかって傷つけないよう細心の注意を払ってレンズを取り外し、磨き直して、今度は布用水性ボンドを薄めて固定してみた。
因みに、写真では殆ど判らないけど・・・ライトリムの内側にはハセガワの曲面追従ミラーフィニッシュ細切りを、眼を細めながら貼り込んでみました<メッチャ疲れた。
また、キットのライト部分は右側の方がコンマ5㎜ほど長い。
ライトベースを左右同寸法で製作したので、右側は隙間が開いちゃう事が、ここで判明ww。
まぁ、どうしようもないし、作り直す時間も無いので、このまま・・・ネ。
この頃は、まだバンパー綺麗だなぁ~~(°°;)
怒濤の12時間作業、まずは研ぎ出し
作業部屋に入ってすぐさま、バフレックス#3000で表面を平滑にし、かつてのモデラーズコンパウンドと同じ「FMC 830-P」で粗磨き。そして3Mのノンシリコン極細目・超微粒子コンパウンドで磨きだし。
窓枠等の塗装が残っているので、この時点ではポリラック等の仕上げ材は掛けてません。
ウィンドウ枠の塗装
ボディを磨き終わったら、ウィンドウ枠の塗装。
ウィンドウ枠は黒いゴム部分と、メッキモールの再現と2回塗ることに。まぁ、自分でハードル上げても・・とは思うけど。チョットは拘りたいもんです(笑)
まずは、細切りのマステで、モール周辺の際を決めて、あとは細かく切ったマステをペタペタと。
ある程度のところで、百均付箋でおおまかにマスク。
それにしても、ピックアップはメスキングするのも大変というのを実感した。
マスキングが終わったら、早速アクセルSの黒で艶あり塗装。
なんだけど、あまり濃く吹くと乾くのが遅れるので、その辺は様子をみて・・・
黒が乾いたら、ウィンドウ枠の断面部分を、細切りマステでマスキング。
これ、微妙に大変(笑)
フロントウィンド枠は諦めました・・・・ww
本当は、ウカイ編集長に教えてもらった方法~枠全体にハセガワのフィニッシュシート黒を貼り込み、ベアメタルのクローム細切りを貼り込む、をやりたかったんだけど、なぜかハセガワの黒が見つからない💦
時間を無駄に出来ない状況だったので致し方ないけど、ここのシャープさはかなり見栄えに影響するので、次に80年代車を造るときはチャレンジしてみたいと思う。
クローム塗料は、クレオスのスーパークロームシルバー2。
普通のラッカー系なので乾燥も早く、こういう細い部分への塗装ではかなり輝いて見えるのでお気に入りなんです。
・・・で、塗り終わった写真は、案の定撮り忘れました。
フロントウィンドの絞り出し
フロントウィンドを絞り出す型はこんな感じ。
表面は、1500番のサフェ吹きっぱなしで研ぎ出しは無し。
あまり綺麗ピカピカにしてしまうと、表面の空気の逃げ場がなくなってしまい、ブツブツ状のクレーターが出現することがあるので要注意です。
今回は、一発で決まりました。<ウソ
塩ビは塗料が載らないので、ペットボトルが使えないか,何回か試してみたけど、やはり元々丸まっているPETを加熱してもまっすぐにはならないのが失敗の原因かな。コンマ3のPET板が見つかったらチャレンジしてみたい。
バキュームフォームは、独身時代に自作した年代物(笑)
構造は極めて簡単。理論が解れば何の問題も無く自作出来ちゃいます。
そして、切り出して、光硬化の瞬間接着剤で固定。
このセメダインの光硬化瞬間接着剤、凄く優秀なんだけど、賞味期限が凄く短い。
前回、使用してから2ヶ月位暗所に保管しておいたのに・・もうかなり危うい状態だった。
しかも、型が微妙に歪んでいて・・今回は失敗ですね~。
こまごまとしたものを・・・写真は無いデス
この最終日に、なんといっても時間を取られたのがテールライトの塗り分け。
キットの両端部分しか使用しないので、チッチャイパーツに何回も何回もマスキングをしては塗装し・・を繰り返し。最後は裏から白いサフェを砂吹きして、その上からスーパークロームシルバー2で反射板を簡易再現。
これまで、あまり拘ってこなかったテールライトだけど、色々な作品を見るうちに、こういう細かいところの仕上げが全体のレベルアップに繋がると気づき・・まだまだ精進が足りぬなぁと痛感した次第。
そして、内装にオレンジを差したところ。
ダッシュボードの断面部分もオレンジになってしまっていたのが、どうしても気になり、結局、細かいマスキングをしてダッシュボード上面を再塗装。因みに、使用したカラーはクレオスの#45セールカラー瓶生。
「いちおう」完成しました!
なんか、最終日はとっても写真を撮る余裕がなくて、とっても変な物足りない製作記になってしまったけど、午後7時30分少し前に完成しました(実は足回りは固定してません)
大急ぎで三脚をセットして撮影した写真を、どどどぉーんと!
荷台と隔壁の隙間💦、Aピラー接合部分のクラックや、バンパー塗装の傷などなど・・・写真は正直ですわ。
つづく
叱咤激励・四方山話等々 お待ちしています